スコット・ウォーカー Scott 音楽のみなもと

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zoom RSS The Barbican(3)

<<   作成日時 : 2008/12/08 02:38   >>

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"Drifting and Tilting-The Songs of Scott Walker"公演 2曲目■Jesse (September Song) (唄:Gavin Friday)

冒頭にCDの歌詞の序文にあった”In times of lonliness and despair, Elvis Presley would talk to his stillborn twin brother Jesse Garon Presley” の文字がカーテンに浮かび上がる。

ステージの前方に置かれたスツールに横向きに座るギャビン・フライデー その背後に重なるようにもう一人の男が座っている。 野太いGavin の歌が始まるや 男は消え メンフィスの月光に照らされたリーゼントのプレスリーのシルエット(影絵)が次第に大きく映っていき やがてその影は世界貿易センタービルを思わせる高層ビルに姿を変える。

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共にアメリカの象徴であったエルヴィス・プレスリーとNY世界貿易センタービルを表した影絵は いたって簡素で素朴なもの。手作りの工作のような味わい。
顔かたちも分からない死産となった双子の兄弟に 「ジェシー 聞こえるかい?」と尋ねるアメリカン・ヒーローの孤独な声は 失われた人間の手触りや温もりを求めて もがき続けているかのよう・・・。 それはまた[ September 11]テロの犠牲者遺族の癒えぬ悲しみとも重なる。

しかしスコット・ウォーカーは単純な愛国者とは一線を画す。 この作品の背景には 世界経済を支配するアメリカの虚妄の都市文明への懐疑とアメリカの大地(プレーリー)への畏敬が感じ取れる。

孤独な存在である人間の心の拠りどころを求めて ♪“I lower my head / press my ear to the prairie” アメリカの大地に身を横たえ大地の声に耳を澄ますかのように体をかがめながら 演者のGavin Fraidayは ♪“ Alive I'm the only one left alive ” と呟き続ける。 その声が観客の胸に木霊(こだま)した。

            ◇◇◇〜〜〜◇◇◇〜〜〜◇◇◇

Scott Walker Lounge in the Barbican(No.2) 
   (11月15日 最終日終演後のバー・コーナーで)

出演者のなかで一番早くこの場に現れたのがGavin Friday。
バー・カウンターでビールを頼んでいたjiejoさん 何気なく隣にいた坊主頭の男性と目が合ったら 思いもかけずその人がGavinさんだった。 JiejoさんからGavinさんに「ステージの素晴らしさを伝え、Scott音楽の奥深さなどお話できました」ということです。

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私も間近でご挨拶しましたが 少しグリーンがかったきれいな瞳とやさしい目元が印象的な 人のよさそうなおじ様でした。(私よりずっとお若い方ですけど・・・)
来年日本に来るらしいですよ

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お隣にGavinさんがいるのでホントにびっくりしました!Scottの事などお話できてスゴク嬉しかったですよ、とてもフレンドリーな方でビールまでご馳走になっちゃいました。とにかくScottのご指名を受けたヴォーカリスト、ステージでの渾身の歌いっぷりも印象的でした。


jiejo
2008/12/09 16:05
jiejoさん 15日最終日は大変お世話になりました。
Gavinさんは声や写真のイメージと違ってほんとに優しい柔和な人でしたね。Scottの前で彼も歌い甲斐があったことでしょう。
catwalker
2008/12/10 01:14
The Barbican(3) スコット・ウォーカー Scott 音楽のみなもと/BIGLOBEウェブリブログ
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